インクレディブル・ハルク　あらすじ＋小ネタ！見なくてもいいの？

https://www.sonypictures.jp/he/849674

作品概要

監督：ルイ・レテリエ
脚本：ザック・ペン
製作総指揮：スタン・リー
製作：アヴィ・アラッド
撮影：ピーター・メンジース・Ｊｒ
音楽：グレイグ・アームストロング

キャスト
ブルース・バナー：エドワード・ノートン
ベティ・ロス：リヴ・タイラー
エミル・ブロンスキー：ティム・ロス
ロス将軍：ウィリアム・ハート

ストーリー

科学者のブルース・バナーは、恋人ベティの父、ロス将軍の命令を受けて人体への放射線抵抗を研究していた。ところがその研究実験中に事故が発生、多量のガンマ線を浴びたブルースは、怒りを感じて心拍数が200を越えると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター＝ハルクに変身する特殊体質となってしまう。それ以来、彼を利用しようとする軍の追跡を逃れ、ブラジルに身を隠して治療薬開発と細胞の解明に専念するブルース。しかし、ふとした出来事からブルースの居場所が割れてしまい、ロス将軍によって送り込まれた特殊部隊員ブロンスキーらに包囲されてしまう。だがその時ブルースはハルクへと変身、部隊を一蹴し、間一髪のとこで逃亡に成功するのだったが…。

https://www.sonypictures.jp/he/849674

あらすじ

科学者のブルース・バナーがハルクへと変身する力を抑えるために、世界各地を放浪しながら生活しているところから始まります。彼は自身の力をコントロールできないことに苦悩し、社会から隠れるような生活を送っていました。

ある日、ブルースはかつての恋人であるベティ・ロスと再会します。ベティは父親であるロス将軍と共に、ハルクを捕まえようとしていました。彼らはハルクを危険視し、捕まえて軍事利用する計画を進めていたのです。

ブルースは自らの能力を抑える方法を見つけるため、ベティと協力して研究を進めます。しかし、彼らの行動が将軍に知られてしまい、ハルクを捕まえるための追跡が始まります。

逃亡しながらも、ブルースは自身の過去やハルクの正体についてのヒントを追い求めます。彼は、かつて自身が実験の被験者であり、放射線の影響でハルクへと変身する力を手に入れたことを知ります。

最終的に、将軍の追跡から逃れたブルースは、自らの力を受け入れる決意を固めます。そして、ハルクとしての能力を使い、将軍と彼の軍勢と対峙します。壮絶な戦いの末、ハルクは将軍を打ち倒し、自由を手に入れるのです。

物語の終盤では、ブルースは再びベティと別れを告げ、新たなる旅に出ます。彼はハルクの力をコントロールしながら、自分の使命を見つけるために未来へ向かって進むのです。

https://www.sonypictures.jp/he/849674

小ネタ/トリビア

今作は今後のMCU作品の伏線が満載！

276億円というMCU作品の中で最低の興行収入を記録してしまった今作ですが、実は今後大事になってくる伏線が隠されていたのです！（そのためここからはインクレディブル・ハルク以降のMCU作品のネタバレを含みます）

キャプテン・アメリカ

今作の核でもあるスーパーソルジャー計画。ロス将軍が再始動させたこの計画での事故がハルクを生み出してしまいます。この計画は超人血清によって最強の兵士を作るという後のキャプテン・アメリカの伏線と言えます。

S.H.I.E.L.D.

MCUでは超重要なニック・フューリー率いる組織は今作でも登場します。今作ではミスターブルーの所在を発見し、活躍しました。ですが、冒頭の書類にニック・フューリーの文字が。直接的ではないもののS.H.I.E.L.D.の存在をここで伏線として匂わせていたんですね。

ロス将軍

今作で初登場となるウィリアム・ハート演じるロス将軍。スーパーソルジャー計画を再始動させた張本人。彼は最後のバーのシーンでトニー・スタークに「力を貸してほしい」と勧誘されます。このシーンが8年後のシビルウォーの伏線となって再登場するのです。

超人ハルク

実は今作の前に「超人ハルク」というTVシリーズがあり、ルイ・レテリエ監督はそのTVシリーズの大ファンでした。なのでオープニングでTVバージョンのオマージュをしたり、テーマソングを使ったりとTVシリーズのファンにとっては大興奮の要素が盛りだくさんでした。

また、今作ではハルクがカルバー大学に現れた後、2人の学生がニュースのインタビューを受けるシーンがあります。そのシーンの片方の学生のジャック・マッギーはTVシリーズの「超人ハルク」でハルクを追跡しようとしたタブロイド紙の記者で、もう片方の学生のジム・ウィルソンはコミックではハルクと親しくなった家出少年で、ファルコンを演じるサム・ウィルソンの甥なのです。

こんな何気ない一つのシーンにTVシリーズファンを喜ばせる仕掛けがあったんですね。

他にもベティ・ロスがブルースに買った紫色のパンツですが、これはコミック版でハルクがいつも紫色のパンツを履いているところからきています。

低く評価されがちな作品ですが、こんなにもハルク愛が詰まった素晴らしい作品だったのです。